広島 南区 段原にある 学習塾

2021年　塾長エッセイ　　鯛の尾より鰯の頭　鶏口牛後

こんなことわざが，最近つくづく身にしみる今日この頃です。

受験産業というのは，どうしても当たり前のように　偏差値で言うなら上の学校へ行きなさい。また，少しでも上の学校へ行けばいいんじゃないという目的やアドバイスをいいがちです。こうして受験産業は、そうした期待をあおり、塾代や教育費として度を超える高額な請求をしがちです。そうして、課金をしていくうちに教育の大事な目的を見落とす可能性もあります。（私自身の見解は、その子がのびのびと楽しく学んでもらえる環境にいるのが一番だと思います。適材適所　逆に生徒さんが根本的に学ぶ意欲を失うことが、１番の悲しいことです。）自戒の念も込めて，受験産業の思考停止もそこにはあるのではないかと感じています。生徒さんひとりひとりをちゃんとみていないのではないか。そんな思いで日々自省をしています。

中学や高校で実際に過ごすのは，生徒さん自身です。生徒さんにとって，とりわけ中学高校生活は長く感じられます。（無論，大学もちゃんと考えて選んでほしいですが，それはちゃんと悩んで、自分の未来を選択しましょう😅というアドバイスしかできませんが）その中で，常に比べられると自信を喪失してしまうような位置付けを強いられるような生活が長く続いてしまえば，大変です。自分自身を擦り切れるほどに頑張って対応していき、そのうちには、友達や同学年といった周りからのフィードバック（評価）も厳しくなり、孤立してしまいます。その結果、不登校になることさえも考えられます。もし，こうした状況を引き起こす可能性があるなら、決して望ましいことではありません😢

無論，昔から，獅子は我が子を千尋の谷へと突き落とすとも言われていますし，かわいい我が子に期待することも大事です。ただ中学，高校と学年が上がるにつれて、親御さんの教育熱心な姿勢が逆効果として，働くことも多いのではないか，そうした事例が年々多くなっているような実感さえあります。その結果，むしろ教育熱心じゃない親御さんの生徒さんの学校選択が、生徒さんにとって好ましい環境になったという事例も皮肉にも存在します。本当に悲しい話です😢そうしたことを防ぐためには、ぜひ、短い子供のうちのお子さんの日々を大切に、お子さんのご様子を感じ取ってあげて、ご家庭でもいろんなお話を聞いてみてあげてください。

私自身は、大切な生徒さんの日々を考えた時に、親御さんに学校選びや言わなくてもよい一言をアドバイス（親御さんにとって聞きたくない失言のたぐいかもしれませんが、お子さんのためと思い😭）をついしてしまいます。そんな塾長をお許しください🙇‍♂️