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2013年 獨協大学医学部 医系小論文 模範解答

2013 獨協大学医学部 医系小論文 模範解答

問1
 高齢者である自分の住宅環境での生活談と他人に助けてもらった経験談から,少しでも楽を経験してしまうと,それに慣れてしまい,身体が楽を求めてしまった。人の体力や注意力は,日々ほどよく訓練されていないと,どんどん衰えていってしまう。携帯などの便利な機械に頼りすぎてしまって,人間の慌てる様子や衰える姿を見た経験からも,自分はできるだけ,楽をせず,機械や人に頼らないようにしている。(188字)

問2 
 私は,筆者の高齢者の生活方針として,身体能力を衰えないようにするために便利すぎる環境や道具を使用しないことに賛成である。しかし通常の職業生活においては,目的に応じて,適切な環境や道具を活用すること自体は,必要不可欠である。ただ,残念ながら高齢者の誰もが,筆者のように辛いことを理解した上で,環境を受け入れる意思決定を行える訳ではない。健康に例えるなら,予防が大事だとわかっていても,なかなかタバコやアルコールの過度の摂取がやめられないことと同様である。そのため別の論点として,社会環境のバリアフリー化は,望ましいと考える。それは,本文でも指摘されているが,社会の実態は,高齢者が家の外から出れば障害だらけなのである。なので単に,高齢者の居住空間だけがバリアフリーになっても不十分なのである。必要最低限の日常での買い物や施設などの社会環境がバリアフリー化し,高齢者が活動し易い環境を整備することは大事である。バリアフリーで利用のし易さから,高齢者の活動意欲を引き出し,高い生活満足度や運動効果も得られる可能性があるためである。 
 このことから,今後もバリアフリーを意識した社会整備は,進めていくべきである。その上で,できるだけ,筆者のような自分の衰えを防止するように意識がけることは好ましい。そのことが最終的に,自分自身の健康にも大きな影響を与えるからである。(580字)

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