自分なりの気づき 嫌なことと分かった上でも,戦うかどうかが大事
『中学受験の失敗学』 瀬川松子さん
中学受験を考えている親御さんには,ぜひ受験前に読んでいただきたい良書です。
中学受験に際して,様々なメリット,デメリットがありますが,
とりわけ受験に関しての失敗例を集めるということは
大変難しいです。(各人のプライドなどもありますし)
塾経営の立場ですが,本の中で批判されているような塾にはなりたくないものです。
本の中に,さまざまなことが語られていますか
家庭教師の指導料の5割〜7割は先生でなく会社へ納められるなどの実態も赤裸々に語られています。
(個人的には,”家政婦は見た”でどうして彼女が失職しないですんでいられるのかという点は笑いの壷でした。)
ちなみに受験生のメンタリティーについての覚書
受験生にとって
<学校環境など> 非効率の中から,効率を求める人間と(受験に成功する生徒さんの思考)
<学校を休むなど> 効率の中で,非効率になる人間(受験に失敗する生徒さんの思考)
受験で勝利する生徒さんは,前者が圧倒的に多いのが,実情です。後者はなんだかんだで,勉強を忌避したいための
理屈となってます。こうした際には,常にアドバイス含め,一度しっかりと話をすることが多いです。
要は,嫌なことと分かった上でも,戦うかどうかが大事ということです。