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書評 宮大工千年の知恵

教えないことにより,自分で工夫するという知恵が出る。
そうやっていくから,自分なりの工夫が出てくる。 教えないのも教育

久しぶりに書評を
『宮大工千年の知恵』を読んでみました。

教育面で
P182の文章より  参考になった点

教えないことにより,自分で工夫するという知恵が出てくる。
そうやっていくから,自分なりの工夫が出てくる。 教えないのも教育法
人それぞれ,自分にあったやり方がある。自分で見つけるしかない。

感想
知恵をつけるという大事な学びにおいては,自ら工夫を引き出すという力を出すために,ひとつのやりかたかもしれません。

便利な道具が普及したことで,建物が悪くなった。
(安価に効率的にすることが,質を低下させることにつながる。)

P197より

人に命令されてやる仕事はやっぱりダメです。
自分の腕に磨きをかけることにこだわりを持てるか,それが肝心。

(なにごとも,言われたからやるということでなく,自分から取り組めるか ということです。ただし,言われたことすら取り組めない場合は,また違う問題になるのかもしれません。)

痛快だった 一言
昔の大工たちは,計算外の荷重がかかったなどという便利な言葉は知らなかった。理屈も大事ですが,実際に建っているものをよく見るということ

社会に対して
(建物を作る際に)職人や木材にしわ寄せがいくようなシステムに誰も手をつけようとしない。

読んで,学んだこと

建築素材も人もそうだが,適性や特質をうます活かすということは,大事ということで まさしく,適材適所という言葉という言葉通りだなと感じました。

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