広島 南区 段原にある 学習塾
個別指導エース 学習塾

082-262-1639
Line友達追加はこちらから

2012年 近畿大学医学部 後期試験 小論文 模範解答例

2012 近畿大学医学部 後期試験 小論文 模範解答

現在の救急医療は,問題が山積している。例えば,患者のたらい回し問題などである。救急医療が抱える問題として,救急専門医不足,過酷な勤務条件,医療過誤がある。また救急車の出動要請の増加傾向という厳しい現実がある。
 救急医療側の解決方法を述べたい。それは救急医療を担う医師の増員,医療過誤に関する法的なリスクの低減,勤務条件の緩和である。救急専門医の増員のため,産業医や自治医といった設置目的を明確にした医大の設置の検討である。もしくは,既存の医大の中に救急医療医のコースを設置し,増員を図るべきである。また救急専門医の医療過誤に関しては,国が間に立ち,法的なリスクを低減させる取り組みも必須だ。そうしなければ,受け入れ不能や担い手不足を解消できない。そうした増員の上で,勤務条件の緩和も実施できる。また出動件数の増加に対して,不適切な要請には,罰則を強化し明確な対策を行うべきだろう。(390字)

知っておいて,使って欲しい用語

1 たらい回し問題(医師側からは,受入不能とも表現されることもある)
2 救急専門医の不足(根幹の医師不足の問題)
3 救急車の要請件数の増加

参考URL

日本の医療-課題と展望- 医師不足により危機的状況の医療現場 埼玉県済生会栗橋病院 院長補佐 本田宏氏

「救急」~医師不足をどうやって補うか(1) 救急医療現場の取り組みを追う

救急医療の課題 - 救急医療は誰が担うのか アクセスを保障することが救急医療での最優先事項

広島 段原 個別指導 エース 小論文 ネット指導

back to page top