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小論文 模範解答 日本の医療費の抱える問題についての解決策

日本の医療費の抱える問題についての解決策を述べよ。(抽象的バージョン)

近年,高齢者の人口は増加傾向にある。中でも,高齢者医療費は,現役世代と比べ,五倍高くなるとも言われており,医療費の増大が懸念されている。また,少子化が進むことにより,現在の国民健康保険料の収入も伸び悩むことも想定される。こうした諸問題の解決策として,大きく分けて,収入を増やす方法と支出を減らす方法の2点が考えられる。1点目の収入を増やす解決策は,個人や企業の負担を増やすことが想定され,反発も強く,実行は難しい。また,国もすでに財政難のため,これ以上の負担することは望ましくない。そのために,2点目の支出を減らす方法が望ましいと考える。その中で医療費問題の解決策として,具体的には,現在問題となっている薬の多剤問題の解決や高齢者の健康対策の推進等が挙げられる。例えば,多剤問題などは,患者が飲みきれないほどの薬剤が購入されてしまうという問題である。加えて,こうした購入された薬剤が,残薬として残ることで,別の健康被害の原因になるともいわれているために,早急な対応策が必要だ。そして高齢者の健康対策の推進は,今後医療費の拡大を防ぐために,より積極的に推進すべき政策である。すでに書いたように,高齢者は現役世代に比べても医療費が多額となる傾向がある。そうした状況を少しでも改善していくには,高齢者世代ができるだけ健康を保持できるような取り組みを国や個人も積極的に進めていくべきである。

(今回は,具体的な解決策を書いていませんが,具体的に書けと言われない場合は,大きく抽象的に書いてもよいです。)
そもそも,具体的な知識を何もなしに書きなさい。というのは,大学の先生でも厳しいでしょう。なので,大事なこととして,問題についての論理的な道筋を明確にすることと,問題をきちんと認識しているかという2点をしっかり見せるだけで,大学入試のレベルでは良いと思われます。

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