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広島市審議会 市民委員を務めた雑感(総合計画審議会,公民館運営審議会)

広島市審議会 委員を務めた雑感
数年ばかり務めた広島市の各種市民委員の総括

審議とは名ばかりの時間が多い。(基本,行政事務資料の発表会)書いてある行政資料や取り組んだ内容のペーパーを説明とのことで,ただ順番に読みすすめるだけの時間で,2時間予定の審議会の1時間弱を使って審議とはこれ如何?
(暇な自分をのぞき,業界の代表者をわざわざ遠方から集め)多忙の方に少しは申し訳ないとは,思わないのかな。持ち前の性分から,我慢が足らず,時間を有効にというフィードバックも返しましたが,あまり改善も見られず,正直がっかりすることが多かった。

審議会報酬 2時間弱の会議で,年2回程度でしたが,一回毎に1万1千円と高額な報酬だった。(ちなみに,もし一回も発言してないなら,どこにその価値があるのか?といいたくもなる。)

行政分析

行政の現状 基本 現状維持 大きなクレームにのみ対応していくスタイル 

外部からの小さい声に関しては,ことが大きくなるまではおざなりに放置し,何か言われると困る声の大きい(影響力を持つ)団体や組織の意見を参考にしたいのだろうなと判断。

この構造からは,よほど危機的な状況下でない限りは,革新的な方向性は生まれにくい。
危機が生まれるまでは,取り掛からないという基本は待ちの姿勢
(優先順位をつけることはある意味 政治的なので,時間が優先順位を決めてくれるということでしょう。災害など。各職員が積極的に考えて仕事をしてミスをした際には,責任問題とかいわれそうです。当該自治体市民のクレーマー気質かどうかも行政がどのような運営姿勢であるのかを決める一因になりそう。市民感覚を大事に根拠ある健全なクレームをしましょう。)

残念ながら,こんな次第なので,市民生活を良くするという行政組織の本来の目的が意識されずに日々の業務をこなすという惰性状態
そのために,政治の役割(社会諸力の集合として,もしくは社会からのフィードバック)が求められるのだろうが,政治自体も,声の小さい意見や無党派の最大多数を声や意見をうまくは集約できていない機能不全状態

審議会そのものの現状は,大変失礼ながら(邪推込み込みだと)できる限り,行政組織内部にとって都合のよい意見を事前にをうまく誘導し,発言させて現状のやっている行政施策の正統性を,ただただ確保するためのおざなりな役割を果たしているだけと感じた。もしくは,関係諸団体の意見を出させて,一応配慮というかんじなのかもしれない。圧力のない意見に対しての対応は,担当職員の善意を期待する以上はできない状態だった。

行政職員の根幹がないことへの問題 

何が市民にとって臨むべきことなのか?という根幹が欠如している。まあ,個人の資質に頼るということでなく,組織風土や組織のアイデンティティが欠けているのかもしれない。個々の行政職員の多くの資質は,真面目な方が多いのに,真面目さがここにいたっては,むしろ痛く機能するという。とても悲しい話になっている。職員の方も,数年ですぐ担当部署も回されてしまうから,その分野の専門性が育っていないという課題も見え隠れしていたように感じた。

政策形成過程におけるブラックボックス化 

行政内部の事務作業で日々の政策が実施されており,どういった理由で政策が調整されているのかやどのように新規アイデアの実施や根回しが行われているか,よくわからないし,不明(当然といえば,当然なんですが)これからの時代,透明性を上手く確保することは行政組織の武器になるはずなのにな

審議会中の謎の解釈の発動

(この文言におりまぜています。という抽象的な文言に折り込んでいるとの趣旨発言)憲法と同じ解釈な発想で少しびっくりした。法律的発想にしても,こうした傾向は恣意的に解釈される部分もあるため,2020年にもなってそのやり方は,良くないと感じた。あと,日々の日常業務を有益性と時間効率を意識して,業務を行なっているのだろうか?大変不安となった次第。文書作成の手間や応答にも,効率性は大事だと思う。

今後少しでも,広島市がよりいっそう素敵な自治体になればいいのだが
市民委員で個人的な(独断と偏見に満ちた)意見をぶつけた雑感

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