このたび,自分が参加している地域ボランティアの段原おやじの会の一員として
広島市の公民館の審議委員に任命されましたので ご報告を
ちなみに,提出したのは,こんな小論文でした。
現在の公民館の施設の運用面に関して,
3つの方針から意見を提言したい。
1 (母)親の教育力向上
母親のスキルなどを有効に継承するための
母親学の無料のセミナーの実施
とりわけ,一人親家庭やシングルマザーは,どのように子育てをすべきか,また家庭での子供に対する適切なふるまいに困るという悩みがある。加えて,こうした家庭では,周囲から適切な母親のロールモデルが見つけることが難しい。そのために,現在の各地域の中で,子育てが終了し地域の方が推奨する母親の方に,母親学を提供してもらう。自宅での子供への対応の仕方など。各自のノウハウが個人の中だけで完結してしまうのは,地域や社会にとって損失である。
だがこうした取組を実施していくには,提供者に対する金銭的もしくは社会的な褒賞が求められる。個人情報保護の観点も十分に踏まえる必要もある。また,一人親家庭には,時間的余裕もなくこうした活動に参加する金銭的な負担(働かなくてはいけない)といった事情があるために,できれば上手く経済的,もしくは時間的な負担を軽減するような仕組み 例えば 参加すれば税負担が軽減されるなどの工夫がほしい。必要な支援を必要なところへ届けるには,工夫しなければ,支援が届きにくいためである。もちろんこうした取り組みに一般家庭も参加できればよい。
将来的な,子どもの貧困などの負担を軽減するには,早い段階での支援が効果的であり,後になればなるほど多額の税負担を必要とするために,早めの対策が望ましいと考える。またこうしたノウハウを蓄積していくことで,地域全体の家庭教育力の向上を図れる。他にも地域のプロママ制度認定という 教育,料理,といった分野を設けて認定する仕組みもいいかもしれない。
最後に 今後,社会的にみても,一人親家庭の貧困の問題や地域が低下する課題を抱えることになるために,こうした試みを通じて,上手く地域力を維持,活用する方向にしていただきたい。
2 地域学力の向上
公民館で空いている一室を自習室とし
地域に解放することで地域の学力の向上を図る。
現在,広島において自主的に自習をしようと考えた際に,公的な施設での自習室は,中央図書館がよく知られている。だが,自習室自体の潜在的なニーズはあるにもかかわらず現在公民館施設も空いたままというマッチングができていない状況がある。施設の効果,効率的な運用や自習室の社会的意義を考えた際に,公民館単位での自習室設置を検討すべきではないだろうか。
今後も増加する社会人の学び直しなど,生涯学習の推進を公民館をひとつのハブとなるよう活動を推進していくべきである。
3 地域周辺大学との連携
近隣大学の出前(通常)授業を
公民館の一室で実施していただく。
近隣に大学施設がある場合,大学機関に協力をあおぎ,夕方から,夜間の時間に実施される最終講義を公民館において授業をしていただき,地域の方に参加してもらえる仕組みにしてはどうか?
<これ以外にも,アイデアで>
海外で,ご高齢の方が地域の幼児に絵本の読み聞かせをするという
ブックボランティアも良いな-と思う次第です。